インフルエンザ対策2009

新型インフルエンザA(H1N1)情報(続報)(2009.10.30)

新型インフルエンザワクチン接種はどうなったの?

政府の方針がようやく決まったので、急いで皆さまにお知らせします。
    (決まったけれど、「当面」とあるのは1回接種に変わるかも知れないという意味です)

  1. 結局のところ、接種は何回なの?

    (答え) 健康な医療従事者(20~50歳代)は1回
         医療従事者以外の20~50歳代の対象者は、当面、2回
          1歳~13歳未満は2回

         妊婦や持病のある人、中高生などは当面、2回
  2. いつから接種できるの?
    (答え)ようやく具体的な日程が出てきました。 
      今後も時により変わる可能性が大きいので、自治体のホームページを小まめにチェックしましょう。

       医療従事者には、10月19日ごろからワクチンが配布されました。
       当院では、医師と看護婦用に1mlバイヤルが1本来ましたが、他の職員も患者さんに接するのに
      ワクチンの割り当てがありません。
      それで不公平がないように誰にも接種していません。でも、これまで、多数の新型インフルエンザ
      の患者さんが来院されたのに医師も含めて職員は誰も罹っていません。

      厚生労働省が30日発表した接種スケジュールは、10月31日の報道によっれば以下のようです。
      医療従事者以外の妊婦や持病のある人を対象に、新型の豚インフルエンザのワクチン接種が、
      青森、宮城、千葉、滋賀、大分など12県で11月2日からの週に始まる。
      持病のある人のうち、入院患者や1歳~小学校3年生の子どもに11月2日の週に接種できる
      ようになる山形、兵庫、福岡など12県を加えると計24県がこの週に始める。

       11月9日の週には、東京、長野、京都の3都府県が始めるほか、愛知、長崎両県が子どもらへの
      接種を予定しており、計5都府県になる。

       厚労省の従来の計画では、妊婦や持病のある人の接種開始は11月16日がめどだった。
      最初に始まった医療従事者らの接種が、当初予定されていた2回から1回に減ったことで、その後
      に続く妊婦や持病のある人たちの接種計画を前倒しする自治体が広がった。
  3. 接種を受けるにはどうするの?
    (答え) まず、接種する医療機関に電話で予約することが必要です。
       ワクチンによる副反応の可能性もあるので、普段から体質や服薬を承知している、かかりつけ
       医院で接種することが望ましい。
       接種が受けられる医療機関は、自治体のホームページに公開されています。

      自分や子どもが優先対象者であることを証明する書類が必要です。
      妊婦や幼児は母子健康手帳、
      持病のある人はかかりつけ医が作成する「優先接種対象者証明書」
      中高生は学生証など

       費用は高齢者を除いて国からの補助はありません。
            1回 3600円、2回目 2550円
            65歳以上は、自己負担の1300円(昨年より250円アップ)
      
              

                  
    定点観測でもこの現象は裏付けられます。例年多い高齢者の死亡も稀です。
     
    この新型インフルエンザAに対して、成人とくに中高年は免疫を持っているらしいという専門家の意見が出ています。

 

参考サイト

この新型インフルエンザAに対して、成人とくに中高年は免疫を持っているらしいという専門家の意見が出ています。
定点観測でもこの現象は裏付けられます。例年多い高齢者の死亡も稀です。
鳥および新型インフルエンザ海外直近情報集
新型インフルエンザ関連著作をもつ外岡立人先生のサイトです。
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平成21年4月からは、新型ブタインフルエンザが流行し始めたため、世界の最新の情報を、毎日5時間前後かけて読み込み、抜粋し、日本語にして提供している非常に貴重な仕事です。

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